環境活動レポート(その1) 第2版 (平成18年4月20日)

 はじめに・・
 近年、人口増加・生活水準の向上に伴い資源エネルギー消費の増大・環境破壊は著しいものとなっています。特に我々、建設業に従事するものにとって森林破壊、大気・水質・土壌汚染等の環境破壊は切り離すことは出来ません。中でも工事現場においては山を切り崩すことにより野生動物の生態系に影響を与え、大型重機を稼動させることにより大気中に大量の二酸化炭素を排出することになります。 これら環境問題を考えていく上で我々に出来ること、それは次世代の要求を損なう事無く、現在の要求を満たす企業発展と考えます。すなわち【環境保全】【社会的責任(法令遵守)】【経済効果】の三つの課題を十分認識し企業活動を行ってゆくことが企業として存続できる基本的条件であると考えます。また企業の一角である社員一人ひとりが環境意識を高め、業務のさまざまな場面で環境に目を向けると同時に、その意識の輪が社会に広がっていく事を望みます。 最後に当社では、昨年(平成17年)8月より本社(工務部、営業部、総務部、重機車輌部、安全管理部)において環境活動に取組んでまいりましたが、今期より、本社工事部、支店7箇所、作業所においても取組を開始・強化する事と致しました。

1.組織概要

1-01 事業者名 株式会社 宮 本 組
1-02 代 表 者 名 代表取締役 宮本 茂
1-03 所 在 地 本社  〒672‐8080   兵庫県姫路市飾磨区英賀宮町 1丁目 17番地
      支店・営業所 東北支店・関東支店・東京支店・名古屋支店・大阪支店・九州支店
  北陸営業所・岐阜営業所・三重営業所・神戸営業所・広島営業所
1-04 創業

昭和26年4月10日

1-05 創立 昭和32年3月29日
1-06 資本金 9,800万円
1-07 主たる事業 土木工事業
1-08  建設業者登録票 国土交通大臣(特‐16)第1499号(平成16年4月5日許可)
1-09 ISO品質システム登録 JSAQ816 (平成12年6月1日登録)
1-10  一般区域貨物自動車運送業 大陸 7318号(昭和43年10月22日登録)
1-11 宅地建物取引業 兵庫県 知事(10)第6326号(平成14年4月1日許可)
1-12 産業廃棄物収集運搬業 姫路市 長  第7001028350号 (平成16年7月25日許可)
  神戸市長  第6900028350号 (平成16年8月25日許可)
  兵庫県 知事 第2806028350号 (平成17年6月12日許可)
1-13 事業規模
活動規模
単位
2002年
2003年
2004年
2005年
売上高
百万円
34,013
35,311
33,123
32,162
従業員数(本社)
49
49
51
52
全従業員数
389
375
375
385
床面積
m2
2,374
2,374
2,374
2,374
  ※上記の表で示す従業員数・床面積は本社内の数量です。
   
1-14 責任者及び担当者  
       環境管理責任者 : 
取締役工務部長 杉本 英治
       実務担当者 : 
工務課職員   岡田 明浩
       連絡先 : TEL 079-237-0111
  FAX 079-230-2036
1-15 環境管理組織 2.環境管理組織図 参照


2.環境管理組織図
※ 土木工事部・建築工事部に関しては、今後の取組とします。

3.環境方針
当社は以下のとおり環境方針を定める。
株式会社 宮本組 環境方針
1. 地球に優しい企業活動
2. 省資源・省エネルギー化に努める

  この環境方針を基に環境目標を設定し、全職員に周知させ社会的責任及び法令・規制要求事項を満たすように実行する。また目標達成のために環境活動の有効性を継続的に改善することにより、環境保全の活動が効果的であることを確実にする。 社長は、活動状況について定期的に見直しを行いその達成を目指す。
                         平成17年8月1日  株式会社 宮 本 組  代表取締役社長 宮本 茂

4.環境への負担実績と環境目標
4‐1.環境への負荷実績
  当社の業務がどのような分野において環境と関係が深いのか、また当社の活動内容がどれだけ環境に負荷を与えているのか、適切な評価項目を選択する為「エコアクション21」で作成された「評価項目選択シート」により判定したところ、環境に負荷を与えている項目として総エネルギー投入量、水資源投入量、総物質投入量、温室効果ガス排出量、総排水量が該当することが分りました。また具体的にどれだけ負荷を与えているのか数値で捉えたものは下表のとおりです。

項  目
単位
2002年
(4月~3月)
2003年
(4月~3月)
2004年
(4月~3月)
2005年
(4月~3月)
過去3年間の平均
(2002~2004年)
総エネルギー投入 購入電力量
MJ
1,362,123
1,307,842
1,440,449
1,340,812
1,370,466
化石燃料 ガソリン
MJ
1,128,534
1,177,206
1,058,660
1,112,224
1,102,641
灯油・軽油
MJ
262,693,273
213,264,160
189,103,361
119,552,595
218,847,870
ガス
MJ
7,742
7,160
6,921
6,775
7,274
小計
MJ
263,829,549
214,264,526
190,168,942
120,671,594
219,957,786
水資源投入量 上水道
m3
1,146
1,113
1,076
910
1,112
総物質投入量
t
2.832
2.887
3.097
2.285
2.939
温室効果ガス排出量 二酸化炭素(本社)
kg-CO2
128,566
129,710
126,841
126,602
127,122
二酸化炭素
(直営重機)
kg-CO2
17,849,497
14,493,361
12,848,700
8,125,102
14,870,837
小計
kg-CO2
17,978,063
14,623,071
12,975,541
8,251,704
14,997,958
廃棄物等総排出量 紙、可燃ごみ
t
4.08
4.76
5.59
4.506
4.583
総排出量 下水道
m3
1,146
1,113
1,076
910
1,112

※上記の表における投入量・排出量は本社・本社直営重機の数量であり、工事現場事務所における数量は含まれておりません。 ※直営重機のみ(下請使用重機を除く本社の重機車輌部が管理する重機)のエネルギー投入量・温室効果ガス排出量を下表で示します。
付記 (直営重機の燃料及び保有台数)

項  目
単位
2002年
(4月~3月)
2003年
(4月~3月)
2004年
(4月~3月)
2005年
(10月末現在)
過去3年間の平均
(2002~2004年)
総エネルギー投入 化石燃料
MJ
262,693,273
213,264,160
189,103,361
119,552,595
221,686,932
温室効果ガス排出量 二酸化炭素
kg-CO2
17,849,497
14,493,361
12,848,700
8,125,102
15,063,853
直営重機保有台数  
136
128
120
115
128

4-2.環境目標
環境目標
1.地域社会に貢献する企業活動を行う為、次の項目を実施する。
 ①リサイクル促進の為、ゴミの分別収集作業を実施する。
  (缶・ビン・ペットボトル・乾電池・蛍光灯・金属・紙・新聞紙・段ボール燃えるゴミ・燃えないゴミ等)
 ②地域美化運動を月1回実施する。 2.省資源・省エネルギー化の為、次の項目を実施する。
 ①電気使用量を過去3年間の平均データより今年度3%削減を図る。
 ②紙の再利用化及び水の節減ができているか日常点検を行い、日常点検簿に記録する。
4‐3. 環境目標の設定

項  目
単位
2005年度目標
過去3年間の平均に対して
(2002~2004年)
2006年度目標
前年度比
2007年度目標
前年度比
2008年度目標
前年度比
総エネルギー投入量
MJ
電気消費量 3.0%減
3.0%減
0.5%減

0.5%減

MJ
燃料消費量 0.5%減
0.3%減
0.3%減
0.3%減
MJ/台
直営重機燃料消費量 2.0%減
1.0%減
1.0%減
1.0%減
水資源投入量
m3
水消費量 0.3%減
0.2%減
0.2%減
0.2%減
総物質投入量(紙)
t
紙消費量 1.0%減
0.5%減
0.5%減
0.5%減
温室効果ガス排出量
kg-CO2
二酸化炭素排出量 0.5%減
0.3%減
0.3%減
0.3%減
kg-CO2/台
直営重機二酸化炭素排出量 2.0%減
1.0%減
1.0%減
1.0%減
総廃棄物排出量
正確な排出量の把握
正確な排出量の把握
廃棄物排出量 1.0%減
1.0%減
総排出量
m3
水排出量 0.3%減
0.2%減
0.2%減
0.2%減

※総廃棄物排出量に関して、H17年8月以前はゴミ袋の購入枚数のみを参考資料にしていましたので、H17年度の総廃棄物排出量は正確なものではありませんので、引き続き今年度(H18年度)も排出量の把握を年間目標にさせて頂きました。
<作業目標>

項目
単位
2006年度目標
2007年度目標
2008年度目標
前年度比
2009年度目標
前年度比
総エネルギー投入量
MJ
電気消費量の把握 電気消費量の把握 電気消費量 0.5%減

0.3%減

MJ
燃料消費量の把握 燃料消費量の把握 燃料消費量 1.0%減
0.5%減
水資源投入量
m3
水消費量の把握 水消費量の把握 水消費量 0.2%減
0.2%減
総物質投入量(紙)
t
紙消費量の把握 紙消費量の把握 紙消費量 0.5%減
0.3%減
温室効果ガス排出量
kg-CO2
二酸化炭素排出量の把握 二酸化炭素排出量の把握 二酸化炭素排出量 1.0%減
0.5%減
総廃棄物排出量
正確な排出量の把握 正確な排出量の把握 排出量の排出量 1.0%減
0.5%減
総排出量
m3
水排出量の把握 水排出量の把握 水排出量 0.2%減
0.2%減
※作業所に関しては、比較対象である過去のデーターが揃っていない為、今年度はすべて消費量の把握といたしました。また作業所の取組開始が年度の途中からになる予定ですので2007年度の目標も全て消費量・排出量の把握とし、2008年度より比較していくとします。

5.主要な環境活動計画の内容
5-1電気使用量の削減(総エネルギー投入量削減)
①空調温度の適温化(冷房28度、暖房20度程度)
image
(空調設定温度制御盤)
  ②扉開閉時間の削減、③事務所内の服装は常設社員においてはカッターシャツにネクタイを原則とするが、夏季服装にクールビズ(半袖・ノーネクタイ等)を採用し、冬季服装にはウォームビズ(セーター等の重ね着)を採用する。
 
(夏季クールビズ・冬季ウォームビズ実施状況)
④照明を小まめに消す(従業員不在箇所、帰社時、トイレ使用後)
  ⑤週末残業ゼロデーの実施

5-1.電気使用量の削減(総エネルギー投入量削減
①水道配管からの漏洩を定期的に点検する。
 
(水道配管漏洩点検)
  ②水道の元栓を調整することにより節水する。

5-3.紙使用量削減
①片面印刷した紙は裏面を再利用する。
 
(裏面利用紙の分別収集)
②出来る限り両面印刷を心掛ける。
③パソコンからの印刷はプレビューにて良く確認の後、印刷する。
  ④シュレッダーの利用は機密文書のみとする。
⑤電子媒体(Eメール・プロジェクター等)を使用し紙利用削減
 
(プロジェクター使用状況)

5-4.産業廃棄物(混合廃棄物)の削減
①ごみの分別収集の実施
 
(ゴミ分別収集箱(左より、ペットボトル、可燃ごみ、不燃ごみ、電池、空きビン、空き缶)
  ②紙の再利用(リサイクル)の促進
 
(紙の再利用促進・紙専用収集袋)

5-5.リサイクル運動・グリーン購入・その他
①封筒・段ボール・包装紙の再利用
②再生コピー用紙・無漂白用紙の購入
③エコ事務用品、(詰替え可能用品)の購入
 
(エコ事務用品(左:コピー用紙、右:文房具類)
  ④地域美化運動の実施
 
(地域美化運動実施状況)

6.環境活動取組結果の評価
項目
単位

過去3年間
(2002~2004年度)の平均

2005年度目標
過去3年間の平均に対して
2005年度実績
評価
総エネルギー投入量
MJ
1,370,138
電気消費量 3.0%減
1,340,812
2.1%減
MJ
1,121,467
燃料消費量 0.5%減
1,112,224
0.8%減
MJ/台
1,731,929
直営重機燃料消費量 2.0%減
1,039,588
40.0%減
水資源投入量
m3
1,112
水消費量 0.3%減
910
18.2%減
総物質投入量(紙)
t
2.939
紙消費量 1.0%減
2.285
22.3%減
温室効果ガス排出量
kg-CO2
128,372
二酸化炭素排出量 0.5%減
126,602
1.4%減
kg-CO2/台
117,686
直営重機二酸化炭素排出量 2.0%減
70,653
40.0%減
廃棄物総排出量

4.810
正確な排出量の把握
4.506
総排水量
m3
1,112
水排出量 0.3%減
910
18.2%減

~上記評価に対してのコメント~
1.総エネルギー投入量
 電気消費量は、年末の寒波の為12月の電気消費量が多かった為、電気消費量の削減目標3.0%に対し結果は2.1%の削減に留まり、また取組み開始が8月からということも目標達成に至らなかった要因である。事実取組開始の8月から3月の期間で比較してみると4.4%の削減となっています。しかし目標はあくまで年間目標であります。昨年までの電気消費方法(室温設定、照明機器使用方法)のことを考えるとまだ改善の余地があると思われます。再度基本的事項を徹底させ更なる改善に取組んでまいります。 燃料消費量(ガソリン・ハイオクガソリン)に関しては、最近遠方への仕事量が増えている傾向から考えると削減されていると思います。また直営重機の燃料消費量は40.0%の削減となっています。この結果は、単純に喜べる数字ではなく、要因として重機の稼動が減っていることが一番大きな要因であります。燃料使用量は仕事量に大きく左右されますので、仕事量に見合った削減が出来るよう、運行手段・運転方法を改善し更なる削減を目指したいと考えます。

2.水資源投入量
  水の消費量は目標を達成してはいるが、目標と実績に大きな開きがありました。これはまず、目標の設定ミスが原因であると思われます。平成17年の2月以前は、190m3前後の使用量であったのに対し2月以降の水道使用量は142m3にまで減り、多少の前後はありますが今現在は、ほぼ一定の使用量を維持しています。このことを考慮すれば0.3%減という目標は少なすぎであったと思われます。 目標を達成できることは非常にすばらしいことですが、それ故、目標の設定には過去のデータを十分に考慮し決定することが重要であると考えます。

3.総物質投入量(紙消費量)
 1%減の目標に対し、実績は22.3%減と目標を大きく上回っています。紙の両面印刷、裏紙の再使用等の効果が忠実に現れています。また再生紙は普通紙に比べ割高ではあるが金額にして約90,000円の削減と経済的効果も見られ非常に喜ばしく思います。しかし、この短期間の結果を鵜呑みにせず長期的な構想をたて継続していくことが重要であると考えます。

4.温室効果ガス排出量
  燃料消費量に関しては仕事量により大きく変動する為、結果を出すのは難しいと思われます。それ故、総エネルギー投入量でも述べたとおり運行手段・運転方法の重要性を全社員に周知させることが大切であると考えます。

5.廃棄物等総排出量
  本社の主要な廃棄物は、紙と可燃ごみです。今までのゴミ排出量データは無く、唯一分っているのがゴミ袋の購入量でした。それ故、実際の排出量とはかけ離れた数値が出てくると思われましたので、平成17年度は、目標を正確な排出量の把握(ゴミ排出量一覧表作成)としておりました。結果はゴミを1袋ずつ計量し正確な数量を把握することが出来ました。また平成18年度は支店・作業所に展開していきますので廃棄物量は増え把握が困難になってくると思われます。処理方法、分別方法、またその記録集計を周知徹底させ取組んでいく次第です。

7.環境関連法規への違反、訴訟などの有無
 大気汚染物質、有害廃棄物の排出のみならず関連法規の違反について関係機関などから特に指摘などはありませんでした。また訴訟なども一件もありませんでした。

 
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